そこんとこ

好きなものを自分の言葉で語りたい

夏川椎菜「コンポジット」感想:アニソン派での答え合わせ

夏川椎菜の2ndアルバム聴いた。
自分はアニソン派の配信を見てから楽曲を聴くという「期待値をバリバリに上げて聴く」流れで聴いた。普通は楽曲聴いてからアニソン派の配信でブラッシュアップするんだけど。
なのでアニソン派で聞いた話の答え合わせだ。


・曲はこれまでキープしてた楽曲のストックから持ってきた話。
いい曲ストックでキープし過ぎだってw
一通り聴くとスーっと流れるように聴ける。シングル曲がアクセントになってていい味出してる。良くも悪くも目立つ曲だけど、アンチテーゼの存在が他の曲を引き立ててる。
・ハレノバテイクオーバーのレコーディングで歌い上げるの難しいって話。


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配信でレコーディングの映像が流れてたんだけど、どこで息継ぎするのか難しいそうだった。楽曲聴くと曲の大部分が少しでもミスったり乱れたりすると歌いきれない曲になってた。聴いてる側からすると楽しくノレる曲なんだけど。
全体的に1stよりもロックの色合いが強い曲が多かった。アレンジでもロック寄りで攻めたアレンジを採用したって話もあったので、ライブをやることで曲の方向性が定まってきてる。
・唯一のコンペで選ばれたミザントロープ

ミザントロープ

ミザントロープ

オーダーがパレイドを越える曲って話で、ざっくりだけど難しいオーダーだと感じてた。
「誰かの希望になれなくてごめんなさい」って詞が衝撃的で刺さるか刺さらないかちょっと別の話。
「共感」を大事にして、距離を近づけようとしてるって感じて。
それが良い!って伝われば聴いていられるが、それに何かしらの距離を感じたり、ムズ痒いって感じたのなら、それは世代の問題だと思う。
もしかしたらミザントロープは世代間の分水嶺になる曲かもしれない。
色々考えさせられる曲なんだ。


僕は烏合讃歌奔放ストラテジーボクはゾンビが良かった。
ステテクレバーやロジックルーパーの人が作った曲が好みだし、何気にボカロPの曲が僕の琴線に触れた結果になった。

配信で「ここのこのアレンジが好き」って曲の話で盛り上がってたんだけど、ミザントロープや他の曲で一部歌詞が聞き取りにくい歌い方してるのがどうなんだろうって。


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熱を引き渡して熱が削がれていく

声優アワードの話をしてもいいですか。
昨日だとは知らなくて、ナンスのCD取り込んでる間に授賞式の模様を見た。


声優を語る熱を後進に引き渡したような気持ちなんで特には無いんだけど、やっぱり作品見てないと評価ができないし、何を今更選んでるんだよ!や1年遅いわ!と特にないと言いながら口数が多い。
まだ熱があった頃にはここから大反省会があったんですね。おそらく、↑のような感想や愚痴を2時間くらい喋るんだけど、一般論と机を叩きながらの「僕は思うんですよ」論。
今じゃもう語る力も残ってない。後進が自分の思う声優論を語ってほしい。

で、緒方恵美のスピーチなんだけど。
緒方ファンの知り合いが居るから言いにくいんだけど。あのスピーチは100点の内容だと思う。
ただ、聞いてる側からすると「なんか面倒くさいなあ」って気持ちにさせられて、声優アワードや声優を語る熱が削がれていくようにも感じた。


それでもこれだけは言わせてほしい
歌唱賞を斉藤壮馬にしたことは声優アワード良い仕事した!名采配!わかってる!と称賛の声だ。良いらしいから今度聴いてみよう。
何とは言わないがアレには取らせたくなかったから。

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グッズに忠誠心を語り出したら終わりだ

グッズの話。
ライブの物販って欲しくてもそんなに欲しくなくても気になるもので。物販コーナーを覗くわけですよ。
その中で「これ良いな!」「かわいいな」って欲しくなったら財布と要相談して購入する流れ。購入意欲→購入という健全な流れ。稀にグッズがくたびれたから補充や入れ替え的な購入って流れもある。
これ僕の中のグッズを買う基準のようなもの。人それぞれだと思うんだ。


なんでこんな話をするのかって、とある界隈で内輪で(←ココ重要)公式じゃないオリジナルグッズを身に着けてる連中に「公式グッズを身に着けて運営に貢献しなさいよ😡」って論調があった。
言ってることは間違ってない。
ただ、「グッズに忠誠心を示させたり語り出したらそれは終わりだよ!」と思う。
グッズを身に着ける=忠誠心になってる風潮も嫌。
逆に公式のグッズがクソダサいから身に着けたくない!って意見もあるよね。
あるよ、界隈で出してるシャツとかダサいとうかコレジャナイ感が強い。僕はもっとシンプルなのが欲しいのに…。
いいモノは良い!って声高に言うと同時にダサいモノはダサい!って声を大にして言うのも大事だと思ってる。



忠誠心のその先にあるのがグッズショップのような陳列した部屋というツイートと画像なんだけど。
あれがいい良い悪いは置いといて、知ってる人だったらどうなんだろうって感じることがある。


僕は忠誠心とか無くしていいモノを身に着けたい。


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20220227 Aimer Hall Tour 2022 Walpurgisnacht@神戸国際会館 #Walpurgisnacht

終わった後に音楽ってイイなあって気持ちになり、また行きたいって気持ちにもなったライブ。沼にハマっていく音が聞こえる…。

Aimer Hall Tourの神戸2日目に行ってきました。
前から観たかった。曲に惚れて生で聴いてみたい!ってなる流れ。
ただ、チケットが先行でも取れなかった。
「ライブ観たいアーティストドラフト」があったら迷わず1位指名する。
今回も「どうせ無いんでしょ?」ってダメ元でローチケ見たらあったんで、ここは迷わずに取った。
始まる前から「あの曲聴きたいこの曲も聴きたい」の頭でっかちリクエスト状態になりかけたが、今回はAimerの唯一無二のボーカルと楽曲の世界観に浸りたい。

Walpurgisnacht
MCで言ってたが、ワルプルギスの夜ってのは

ヴァルプルギスの夜 - Wikipedia

北欧で行われてる祝祭なんですよね。アレに色々引っ張られてるけど起源を見たら間違ってないような…。
かがり火焚かれたセットが幻想的で、夜の世界ってのを想像される。
アルバムWalpurgisの楽曲が中心になるライブでした。

アルバムについては過去に書いてたことを思い出した。
rojoblanco.hatenablog.jp


MCの中で「あなたのために歌いたい」という一貫したメッセージがあった。
楽曲の世界観に浸ることを期待してたが、ダイレクトに伝えたい!という想いの強さに驚かされた。本編最後の曲は沁みた。
もちろん楽曲の世界観も堪能出来た。
トリルは絵本の中にいるような曲。優しく可愛い世界観。hollow-masはWalpurgisのより深い世界観を出していて、魔法でも使えるんじゃないのか?って演出がカッコよかった曲。星の消えた夜には満天の星空の下で聴けたら最高って想像させる曲。
前に「夜が似合う、映える曲が多い」って話になるんだけど、詞からも曲からも夜の景色が想像できる。真夜中の星空の下で聴いてみたい→オールナイトライブとかあったら最高だなあって変な妄想してた。

残響散歌はTVで観た時と同じような演出だった。やっぱ派手な曲なんだけど、歌詞を読むと沁み渡るような感覚にもなる。いい詞書くよなあ。
3F席で観てたんだけど、同調圧力みたいな空気が漂ってたので立てなかった。
ここまで煽ってくれるのに(←これ意外だった)座ってるのは「立てよゴルァ!」って叫びそうになる。1F席が気持ちよく立ってたのが羨ましかった。


アンコール。
グッズ紹介するんだけど、本編で歌ってる時と違ってgdgdでギャップ萌えする。あれ終演後買いに行く流れになる。
そして最後の曲歌詞間違えてもう1回やるってハプニング。こういうことなかなか無いからラッキーなんだけど、詞に対する強い想いがあることは確かだ。


ライブ終わってみれば唯一無二のボーカル世界観に惚れるより、Aimerの人柄や強い想いに惚れた。
香川のチケット取った。

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最近聴いた楽曲感想2022 2月号

久々の楽曲の感想シリーズ。
もう2月も終わっちゃう。そしてこのシリーズ、書き方を忘れてしまったが、ここはフィーリングでカバーしたい。

君が見た夢の物語/ASCA

ASCAちゃんの新曲、雲雀以来の梶浦さんプロデュースってのがアツい案件。
君が見た夢の物語は聴いてて流れるようなストーリー展開。流れるようにあっという間に終わってミュージカルみたい。現在のASCAならこういう楽曲も歌える引き出しが増えた。昨年のライブで見たときのような表現力が増したことが楽曲にもいい影響を及ぼしてる。

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逆境スペクトル
京Premiumで聴いたときには「多分ブチ上がる曲だと思うが、それ以上掴みきれなかった」という印象。ちゃんと聴いて擦り合わせしたくなった。
ブチ上がる引き出しと曲が増えた。ライブだとバックバンドが大変そうだけど、フロアは盛り上がること間違いなし。
サビで裏声気味になるところが激アツポイント。ここが現場で聴いてみたい。
岐阜から始まったライブツアー、仕事で行けなかったのが痛かった。休みだったら行ってたのに...


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stella/駒形友梨

stella

stella

  • ロッカンミュージック
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駒形さんは京Premiumでは突き刺さらなかった。
でも、ちゃんと聴いたら刺さるものがあるかもしれない!って当時僕の評価は良くもなく悪くもない保留って感じだった。初見のライブ一発で刺さるのなんか異常だと思ってる。
僕はポップスな人だと見立ててたら、アルバムでもドラムがドンドン響いてロック寄りに振ってる人なんだって印象変わった。
創だらけの詩のような彼女の所信表明みたいな泥臭いロックで最近のメロディーに凝った曲とは違った骨太だった。印象が変わって刺さりそうだけど、もっとメインストリームに出てきてほしいと思うようになった。

創だらけの詩

創だらけの詩

リード曲のコンパスも刺さりたくなるスピード感のある楽曲。最近の楽曲の文法も出来るんだ。


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知らなきゃ/安月名莉子

こちらも京Premiumで初披露されたが、変化球で攻めてるという印象しかなかった。新曲をちゃんと聴いて回収したい。
サビでのせり上がって、もう1回上がる感じが好きで。サビの上がり方がAパートの苦悩を詰め込んだ歌詞との対比が感じられてスゴく良い。「風がハイタッチしていくサイドミラー~♪」って詞が好き。
彼女なりの「もがいてやる」というメッセージソングに聴こえた。

カップリングの知らないの弾き語りでの対比が切り口として面白いんだよなあ。


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ニワトリが先か卵が先か(そういう話でもないか?)



アニソン派!vol.6の配信見ました。
僕的にはMissing Promiseがアワードに入ってて、クリエーターから「歴史の転換点」と言われて大絶賛されてたこと。コードや技術面のことはわからないが、作り手から評価されてることが嬉しいことだった。
詳しく書くとアレコレ言われそうなので、某曲はリテイク喰らってから出来た曲で、やっぱ最初は守りに入ったんだね。なんかわかる。ルーツ聴いてて過去のライブでの歌唱を考えたらその選択肢があったのか!って振り返ると繋がってるのかなって思うことも。

知らない楽曲が多かった。
ジャンルの幅が広かったこともある。さすがにそこまではカバー出来ない。
あと、アーティストやクリエーター側からの「ライブを意識した曲」が制作エピソードの中に多く、レコーディング→CDなどのリリース→ライブ→レコーディングのサイクルが成り立ってて、「ライブ」が楽曲を成長させる要因になってることがよくわかった。



ところで
リエーターから評価される楽曲が良いのか、リスナーから評価される楽曲が良いのか、どっちが良いのかな?って思うようになった。
そりゃあどちらからも評価される方が最高なんだけど、そんな楽曲なんて年に数曲しかない。
「どちら側の目線に共感が持てるのか?」って話でもある。僕は前者の方で評価されるのが嬉しいし、共感持てる。
技術面のことはさっぱりわからないけど、伝えられる言葉がシンプルで深みがあった。
リスナー目線も良いんだけど、言葉数の多さと何かしらの勢いでカバーしてるのが令和アニソン大賞がノレない最大の要因でして。


楽曲アワードの話も面白かったが、後半の夏川椎菜とは何者なのかの特集も面白かった。
前に取り上げた時にも思ったんだけど、彼女をあのマインドに染め上げたプロデューサーが有能すぎる。
早くアルバム聴かなきゃ。

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20220218 藍井エイルLIVE HOUSE TOUR~PHOENIX PRAYER~@Zepp Namba #藍井エイル_PPツアー

藍井エイルのライブハウスツアーに行ってきました。


ATOKツアーから半年のスパンでのライブハウスツアー。
聴きたい曲も聴けて満足感の大きかったツアーから、今回のツアーではどんな感じになるのか予想できなかった。なんでモチベーションも高くなく、正直ノリ気じゃなかった。

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Zepp Namba
前日に比べれば極寒じゃなかったけど2月の平日の夜は寒い寒い。
e+の先行で取ったんだけど、安定の2F指定席。座席は詰め詰めの設定なんだけど、僕の右隣は最後まで来なかったのでスペースがあってちょっとだけ助かった。


東京公演残してるんだけど、気にせずに書いていく。
僕知らなかったことがあって、オープニング

   エイルちゃんギター弾けたんだ

本格的に響かせるまでじゃないんだけど、弾けることが知らなかったんでビックリした。
最初はウォーミングアップがてら光る棒でも振る感じだったが「流星」→「AURORA」でライブハウスに合わせたようなセトリじゃないのか?って一気に期待感が上がる。
ただ、この日のレギュレーションにジャンプ禁止があって、煽ってくるのに跳べないので膝を動かし跳んでるように見せるのが辛い。



新曲の話
ツアータイトルにもなってるPHOENIX PRAYER」


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初めて聴いたとき面喰らった。
ロックっぽいサウンドをイメージしてたので、そこの落差が激しくて「どうなんだこれ」
あと「ギアスは新作でもやってんのか?」って。
良くも悪くもサビが耳に残った。
MCでCö shu Nieさんに楽曲をプロデュースしてもらった。ロック歌いには出来ない歌い方をした新しい挑戦だそうで。この話が聞けてからのライブで聴くと、ちょっと印象が変わってくる。
タイアップ云々は置いといて、ポップスだけどロックの香りを残してる。曲の物語がドンドン進んでいく曲にも聴こえた(世話しないって印象もあるかもしれないが)。
今回のツアーって今まで聴けなかった楽曲の技術的な話や、音域ファルセットの話など楽曲の深い話が聞けて面白かった。あまりそういう姿を見せなかったので。

今回のツアーはテーマがあって、デビュー10周年を迎えたこと。
活動休止とかあったけど、こうして10年も歌い続けることは普通に凄いことだと思う。
LiSAもそうなんだけど、2011年にデビュー組が10周年を迎えるんだから、時の流れは早い。自分も歳を取るわけだ。

そしてコロナ禍において声を出せない状況。そんな中でも拍手や拳、グッズのタンバリンなど音の出るもの使って藍井エイルの音楽を作っていく「音楽会」だ。
グッズのタンバリンなんだけど、自分はギターの音やベースの音を聴きたいのに、近くでシャンシャン鳴ってるのがダメでして...
それよりも、中盤の「約束」終わりで自分の1列後ろから着信音ががっつり聞こえた時にはシャンシャンの方がマシってなった。あれは酷すぎる。


上級者向けのようなセトリに感じた。
ロック歌いの話からの延長線上になるが、他のジャンルの歌い方も出来るんだよって姿を見せたり、カップリング曲が多かったり、前回のツアーとは差別化を図ってるようにも見えた。10年歌ってきた足跡よりも10年歌い続けた進化の姿だった。「Daylight」はやられた。
あと本編最後に自分の好きな厨二的楽曲の「シンシアの光」には「来たあああああああああああああ」って心で叫んでた。

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アンコールには既読無視話でギクシャクしつつ、エイルバンドの仲の良さを感じた尺の長いMCだった。

終演後

実は新曲購入したらお見送り会に参加できると聞いてゲットしたんですよ。
一瞬でしたね。
そんなことあるんだったら、フリップ用意して「#シンシアの光ありがとう」ってラヴィットのキーワードのフリップ芸がしたかったのに。

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