そこんとこ

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鬼頭明里1stアルバム「STYLE」がバランスの良い名盤だったので掌返しだ!

2曲目聴いてワタクシ掌返しましたね。うん。

鬼頭明里1stアルバム「STYLE」[初回限定盤]

鬼頭明里1stアルバム「STYLE」[初回限定盤]

  • アーティスト:鬼頭明里
  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: CD

以前
鬼頭明里のアルバムってそんなに凄いの?」
って騒いでたので、これはちゃんと聴きたい!って借りて聴いたんですよ。

まあ良かったんだ

オタクが絶賛して騒ぐのもなんとなく理解出来た。
個人的に感じたのは、強い楽曲を揃えたやアルバム強い作家を集めたアルバムとは違う。完璧な作品じゃないんだよ、所々に隙があるんだよ。
それがバランスが良いというか「声優鬼頭明里のアルバム」になってた。



常々、鬼頭明里にはキャラソンを蔑ろにしないで欲しいという持論があって。
売れちゃうとソロ名義の音楽活動に集中して、キャラソンを歌わなくなる傾向がある女性声優界隈。
そんな中、6曲目のAlways Going My Wayなんかは程よくキャラソンの匂いがした。
こういう音楽の方向性ならばともかく、この曲聴いてるとキャラソンとの親和性があるなあって感じた。
同じように9曲目のCRAZY ROCK NIGHTもキャラソン対応出来る曲じゃないかって感じた。こういう曲を歌えて収録出来るのは大きいと思うんですよ。

で、Drawing a WishINNOCENTの1曲目2曲目の流れが一瞬にして掌返したんですよ。
ポップ寄りのガールズロックなんですよ。歌唱力がそこまで高くないので、無理してなというか等身大に近い音楽を好んでる。その時点でポイント高いのですが、中身も良かったら歌唱力は気にならない。

で、どうしても気になる7曲目の23時の春雷少女

鬼頭明里 6月10日(水)発売 1stアルバム「STYLE」収録曲、「23時の春雷少女」試聴動画

いかにも田淵さんらしい楽曲なんだけど、オタクが気になったのはサビで転調が変わるところで「うー!あー!」が出来るんじゃないか?って現場の盛り上がりを想像してたけど、仮に声が出せる世界線でも、これやったら追い出されるんだろうなあ。
みんながこの曲に唸りたくなるのもよくわかる。現在のトレンドに乗っかった曲だから。



本当、どっちにかに偏ることなくバランスの良い立ち位置でのアルバムが出来てるのが声優楽曲でもクオリティが高い。
ただ、本来覇権声優だと思ってたが、そこまで売れてないのが良いのか悪いのか、どっちなんでしょうね。
とにかく良かったです。(ライブチケット12kのことはまた別の話だ)