ハルチカの毎回何かを残してる感について
ハルチカ、10話まで観てるんですけど何かスッキリしないままEDに突入することが何度もあって。
原作読んでないのでそこら辺の事情はわからないが、アニメは全体的に悪くないと思う。普通の評価かな、P.A.WORKSが作ってるわりにはP.Aらしさが見えてこない。
ただ、アニメ終了後に「ちょっとなあ…」って言いたくなることが多すぎる。5話のエレファンツブレスや9話の席替えの話とか、最新10話の犬の飼い主の話とか。複雑に歪んだ現代社会に鋭くメスを入れたい気持ちはわかるけど、ちょっと重たい話だし詰めるところ詰めないと後で突かれるような心配も。これは原作の問題でもあるけど、謎解きよりも知識の披露のような感じになってるのが「ちょっとなあ…」って嘆く大きな要因だろう。
これはアニメの問題だと思うが、毎回残る話の積み残し感。で、犯人はどうなったの?教育実習生の先生は?結局あの犬はどうなったの?など「それから」の部分、物語のあとがきが省かれてるので積み残し感のある「ちょっとなあ…」。そう感じるあなた、続きは原作で!ってなるけど、そこまでは動かないよなあ。これ意図的に省いてるのか尺が足りないからかどっちだろう…(多分後者だろうけど)。
あと吹奏楽の演奏シーンが全く無いのは、そういう人はユーフォニアム見てくださいって意思表示なんじゃないかな。時々吹奏楽ってフレーズに見事に釣られたんだけど。1つ気になるのは原作での吹奏楽の演奏シーンはどう書いてるのか?ここは興味がある。
面白かったランキングで低い位置に居るのはこういうことが重なってるかなって思う。
余談だが、この作品に清水のサッカーチームが乗っかってきたわけだが、どうせならあのチームの深い闇でも暴いて欲しいわけだが…。