ReoNa「unknown」:絶望の中の光
漸く、色々と新譜を取り込めることが出来た。
最初に聴いたのはReoNaのアルバムだ。
- アーティスト:ReoNa
- 発売日: 2020/10/07
- メディア: CD
シングル曲やタイアップ曲が中心となってるアルバム。普通に考えると「強い」アルバム。
アルバムを聴くとき、新しい曲と出会えるワクワク感が存在する。同じようにワクワクしながら聴いた。
1周聴いて、また1周聴いて色々思うことがあった。
これは強いアルバムじゃなく絶望の中でも生き抜いて行く。強さを示すのではなく、弱さを背負っても生き残るReoNaのメッセージだった。
ここまで「血」や「痛い」「過ち」「罪」とネガティブなワードを揃える詞に怖さがあった。でも、ReoNaが歌うと何かしら伝わるものがあった。あの声は唯一無二の声だと思う。
この時代を表すにはピッタリの作品かもしれない。そこを売りにするから絶望系アニソンシンガーなんだけど。
絶望年表やTill the endには怖いものを感じた。後者はアニソンのベクトルでも良い曲だと思うが如何せん。
曲的にはforget-me-not、Untitled worldや怪物の詩が好き。
最後のSWEET HURT-plus unknown-の後半がピルグリムになってる。
聴いててちょっとビックリした。これがReoNaなりの伝えたかったメッセージだと思うと、1周聴いてて少しでも救われたような気がする。