そこんとこ

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フライングドッグ10周年記念LIVE 犬フェス!ライブビューイング #犬フェス

www.flyingdog.love

フライングドッグというレーベルはこういうフェスには振り向かないと思ってた。
ビクター時代からの孤高のレーベル、世間に迎合しない独自路線。そんな姿勢にファンは付いて行くものだと思ってた。
そんなレーベルが10周年記念でフェスをする!って世間に迎合してきたのが意外だった。ただ、孤高のレーベルは普通にフェスはしないと思ってた。どんなフェスになるのだろう?

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現地で観れないならライブビューイングだ。だが、思い立った時にはすでに販売終了。当日券は残席がある映画館次第ってこと。
梅田か難波で見れるみたいだが、難波が売り切れだったので前列が残ってた梅田で観ることに。
そう言えば大きなスクリーンで昨年のLIVE GATEのライブビューイングの時は立ち禁止だったけど今回は立っても良さそうだ。
ただ、フライングドッグの楽曲で立つことがあるのか?


フライングドッグは普通のフェスをしようとはしなかった。
オープニングと中盤、後半にプレゼンターを入れてレーベル10周年をお祝いを入れていく緩い形を取った。
田中公平河森正治山寺宏一。順番に並べるとスゴいメンツだが、フェスを楽しみにしてる側からすると裏を突かれたような感じだ。
フライングドッグ以前のビクター時代からの紹介と自慢と自虐(これ山ちゃんw)から1曲目が勇者王誕生遠藤正明が出てきて、それもビクターだったかああああああああ
「普通のフェスじゃないな」
ってスクリーン越しに確信。やっぱりフライングドッグは普通なことしない。でも、個人的には普通のフェスをして欲しかった。


このフェス
May'n→ナノ→梶浦由記 FictionJunction YUUKA新居昭乃ALI PROJECT中島愛DJタイム→シークレット(公式)→AKINO with bless4石川智晶→こっちが本当のシークレット→ワルキューレ坂本真綾
って流れ。
ワルキューレと真綾の並びはなんとなく予想出来た。
フェス特有の火力強めの選曲出来るのか?は事前には読めなかった。

May'nは早速射手座入れてきたので「いつまでマクロスFの魔法が解けないんだ?」って批判の時間と思ってたが、中島愛のサタデーナイトクエスチョンの後に2人でライオンやったから今回ばかりは許す方向で。
許さなかったら何時もの10年前のダイヤモンドクレバス歌えなかったあの日のことを言いつつ、notマクロス楽曲ライブとかやったら?と。
今回ばかりは熱い掌返しである。

今回ライブビューイングでも見たかった梶浦さんの演奏。
色々あったけど元気にやってるのか心配だったが、楽しそうに演奏してたしMCでも他のアーティストとは違うクリエーター的な解釈で10周年を祝ってた。
そしてFictionJunction YUUKAですよ。
暁の車でわかっていたけど「あああああああああああ」ってなった。
あの挿入歌の衝撃は忘れない。SEEDはよく見てなかったからここでクソとは言えないが、楽曲は最高だった15年以上前の話。
もう1曲何するのか?あれが聴きたいけどどうなの...イントロのヤンマーニヤンマーニ
「あああああああああああ」
nowhereだ。

FictionJunction YUUKA - Nowhere [LIVE](Sub Español)
これも15年以上前の話だが、ヤンマーニタイムのアニメってなんだっけ?
...(思い出して思い出して)MADLAXだ!
あの作品もBパートのアクションシーンで流れる挿入歌。当時ヤンマーニタイムって言われてたなあ。
そして00年代前半の楽曲で外せないのが。
石川智晶の「アンインストール」←これが聴けるのもなかなか貴重なもので。
あの2人が居るからSee-Saw復活とか無いかな?とか予想してたが、梶浦さんの表情がスッキリしてたので復活は無いか(´・ω・`)って思ったり。
でも、May'nとまめぐでライオンやったからあるかもしれない?色々な気持ちが錯綜する中、暗転してステージの月が映し出されて、スクリーン越しには客席の歓声が!
イントロが流れて
あんなに一緒だったのに
言葉が出なかった。イントロで泣きそうだった、いや泣いた。スクリーン見入ってしまった。
See-Sawが復活した。梶浦さんが楽しそうにキーボード弾いてる。石川さんも嬉しそうに歌ってる。見てるこっちが嬉しかった。
最後に「See-Saw石川智晶See-Saw梶浦由記!」でたまらなく嬉しかった。平成最後にこのユニット復活して今日来て良かった。そりゃ現地で見たかったけどね。

山ちゃんの挨拶で犬の声でカウボーイビバップのTankをやるって本当に芸達者だなあって次は普通にワルキューレでしょ?って流れで「あのユニットが一夜限りの復活!」
フライングドッグに火力の強いユニットってあったか?疑問の表情。
イントロであれ?これって...
Tridentだった(呆然)

Trident 「ブルー・フィールド〜Finale〜」MUSIC CLIP

フライングドッグさん、火力の強すぎるユニットをこの場に持ってくるのは反則ですよ(褒め言葉)
レーベルイメージ的にユニットを復活させる魂胆は持ってないと思ってたのでやられたよ。


See-SawとTridentのおかげでワルキューレ坂本真綾が吹っ飛びそうだけど。
トリの真綾さん。
フライングドッグ時代の曲を意識したような選曲。ラストどうするのかと思ったらプラチナ
で、ここまで書いてなかったけど菅野よう子さんがインフルエンザで出演キャンセルになったんですよ。
ここまで色々菅野よう子インフル弄りがあったが、プラチナのコール&レスポンス(←この日のための特別に作った)で
菅野よう子!」
「ふざけるな!」
菅野よう子!」
「お大事に!」
で爆笑しちゃった。これくらい強烈に弄れるのは真綾さんだけだろうなあ。



犬フェス、観てて感じたこと。
「普通のフェスじゃない」ってのはわかったけど、各アーティスト2曲か3曲(真綾ワルキューレMay'n梶浦さん)でステージ転換も異様に早くて駆け足で進んでる感じだった。
個人的にはもうちょっと余裕を持って組めばいいのに、逆に各アーティストの扱いが雑なように見えた。
敢えてTridentを本当のシークレットって書いたけど、フェスイベントでの安易なシークレットは止めた方が良い。シークレットありきの構成や演出が散見されてるし。駆け足だったように感じたのはプレゼンやシークレット二時間を割いてるような空気があった。
自分が望むのは出演アーティストを大事にしてほしい。公式のシークレットが空気みたいだもん。
あと、フライングドッグってレーベルだったけど、ビクター時代までレンジを広げたのはどうだったのか?
個人的には15年近く前の楽曲を味わえて良かったけど、今回来てるファン世代的にもちょっと若い世代が多かったのでは?
だってワルキューレの時の声援も大きかったしフェスに来るファンが望んでるのは勇者王誕生よりもワルキューレが止まらないって方向性だから、結局どちらの層も両取りしたかったけど中途半端になった感じが否めない。
おそらく、その部分を配慮したのが秋開催される犬フェス2なんだと思う。そういう意味ではうまく考えてるなフライングドッグさん。
やっぱりフライングドッグは普通のフェスをやらなかった。