そこんとこ

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映画「リズと青い鳥」感想 希美とみぞれとみぞれと希美

世間はGWに突入していた。外を出るとどこも混雑してる状況だが、さすがに公開1週間経ったら空いてるだろうという期待を込めて「リズと青い鳥」を見てきた。

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自分はユーフォのシリーズで2期から出てきた希美先輩がどこか傲慢で何かを抱えてると思っていた。そんなキャラクターを東山奈央が演じてるからどんな風になるのかという中の人の側面で興味があった。
話自体を面白いか面白くないの評価軸で語るのなら「地味でちょっと面白くない」だけど、見終わって振り返ってみるとみぞれと希美の「愛」に対する距離感を色々な角度からよく表せてる作品だった。
自分はどっち派の話になると希美よりもみぞれに感情移入しちゃう。言いたくても言い出せない気持ちってのが。なのでみぞれがリズで、希美が青い鳥って解釈する。
希美の考えてることもわからなくもない。劣等感からそういう心情になることも理解できる。希美がリズで、みぞれが青い鳥の逆の解釈もある。これが正解!って作品じゃない。2回目を見るとこういう評価になるかもしれない。

で、キャラクターデザインについて。
別物とは言えどうしても同じ作品のように見てしまうので、今回のキャラクターデザインに合うキャラ合わないキャラってのが居て。みぞれは合ってるが希美は絶望的に合ってない。そもそもあんなに首の長いキャラだったのか。夏妃や麗奈はモロ合ってた(単純にストレート系のロングヘアーのキャラには合う説)。
キャラクターデザインは気になったが、全体的には新たなことを試してるように描いてた作品の印象。そしてもっともっとこの作品理解するために2回目も見ないとなあと決心。