そこんとこ

好きなものを自分の言葉で語りたい

リスアニ!vol.21 10年周期ならば次の未来は?

今号も構成はほぼ同じだがインタビューの人選が読み応えがあって面白かった。

早見沙織のアーティストデビュー

個人的には早見沙織能登麻美子化問題についての声優論で語りたかったけど、これって待ち望んでたようなデビューだけどそうなの?
インタビュー読んでると本人は背伸びせずにやっていきたいように感じる。音楽に触れる機会が多いので周囲が期待に溢れてるわけだが、本人がハードル低めに設定してるのが気になる。だけど曲聴くとこんなものかって思う人。
1つ言えるのは現在の声優アーティストの主流とは外れた方向で進んでいきたいこと。これも能登麻美子化問題と…。

梶浦由記のインタビューも良かった

一言でまとめると「するのも後で聴くのもライブ大好き!」ここまでライブが大好きな人も珍しい。
ミト氏との対談ではkalafinaのスパルタっぷりがよくわかる。この人が歌い崩れないって言われたらそうなんだ。

私は歌詞は2行でいいと思ってるんです。1曲聴いて、2行心に残る言葉があったらそれはいい歌なんです。

名言だ。

10年周期だと次の10年のアニソンはどうなるの?

例の好き放題コーナーは10周年でどうなんだ!?がテーマ。
確かにETERNAL BLAZEの功罪はわかる。あれをスタンダードとしたことでアニソン=速い曲という変な定義が確立してしまった。それをスタジアムロックって言いたいみたいだが…何か違和感が。
だから先日の水曜歌謡祭のアニソンメドレーが大炎上したのもその定義から外れちゃったことで起きたのかなって思う。
アニソンは音楽のジャンルや歌い手に多様性のある世界だと思ってたらこの10年でリスナーは正解を求めてる世界になってた。そこは凄く感じてること。
で、2005,2006年がアニメやアニソンのターニングポイントになったと語られてるわけだが、これは後になって語られることであり当時は肌で感じることは出来ない。
この10年の隆盛ぶりからこの先の10年は停滞か衰退じゃないのか!?って思う。この人達がアニソンに来た経緯を考えると10年後にはこの人達は居ないと思うんだよなあ…。実際に編集長は離れるのだが。
私は次の10年は歌い手の飽和と作品の減少による椅子取りゲームの様相が強まるんじゃないのかな。

次の10年はどっちだ?