そこんとこ

好きなものを自分の言葉で語りたい

かなざわアニメソングフェス2017@本多の森ホールに行ってきました #かなざわアニメソングフェス

www.anisonfes.com
先日の26日、かなざわアニメソングフェス2017に行ってきました。
鈴木このみ!黒崎真音!TRUE!で先行予約で購入すると安く買えるってことでノリと勢いで購入。だが、先行予約と言っても謎の手数料等含めると一般販売価格といい勝負になっててお得感ゼロにチケット販売における風俗店みたいなやり口は止めろと。
全10組で14時から始まって19:15に終わるという5時間超えの長丁場。さらに開演前の前座にDJイベントで収集がつかない状況に。DJイベントで大体のレギュレーションをチェックしてできた。DJ入れてる段階で基本何でもありですが。
DJ「最後にどうしてもかけたい曲がある」
客席「なんだ?もしかして流行りのアレかなあ…」

ジャパリパークで最高潮に盛り上がった!たのしーい!
客席が一気に温まった中アタック音とともにカウントダウンで始まった。
さて、10組全て紹介するのは面倒なので個人的に気になった人を中心に紹介していく。

鈴木このみ

今日一番見たかった人が最初ってことで給食で好物を最初に食べるような気分になったのは内緒。
カオスシンドロームが聴けた。千代丸楽曲がライブだとどう化けるのか楽しみではある。

2回目の出演ってことでいつも歌ってる定番曲は外したが何時ものパフォーマンス。アルバムのリード曲も聴けた。

大木貢祐

持ち歌が2曲しかなくて、1曲歌い終えてハアハア言ってるし「大丈夫かコイツ?」
アニソングランプリ出場者で27歳まで塾講師をしてたという面白い経歴。「結局は本人のやる気なんですよ」でワロタ。
持ち歌無いのでハナノイロのカバーが合ってた。DAIGOを薄くしたような感じのボーカルなので激しい曲よりも優しい曲の方が合うと思う。
だが、その後の「本大会で客席煽ったらネットで叩かれた」ButterーFlyではサビで長渕剛ライブのようにずっとマイク向けてたらそりゃネットで叩かれる。何の曲やってるのか知らないがキャラだけ面白かったのでこのイベントに爪跡だけ残した。

和島あみ

迷家のOP歌ってた人...しか知らない。
良いらしいって評判でどんなものか期待してたのだが、物足りなさがあった。
特徴的な癖のあるボーカルなんだが、パワーを要する曲調になるとどうしても聞き取りにくくなる。「○○の××に作ってもらった曲」と語るも自分の曲になってない印象がある。ここから伸びそうな気はするけど、根本的に歌い方を変えてアニソン仕様にしないと生き残るのは厳しい。

O×T

このユニット名前は聞いたことがあるけど、オーイシマサヨシが凄かった。
イメージとは違ってよく喋る、まるでアニソン漫談みたいで内容は主にTom-H@ckの悪口ってところが面白い。
この日の最大のハイライトはTom-H@ckのギターの弦が切れてる→それでもギターを弾く→オーイシマサヨシアコースティックギターを弾いてギターバトルに→「金沢じゃなきゃダメみたい」(君じゃなきゃダメみたい)ではい客席ドッカーン!と盛り上がる。 こういう場ではソロ名義の曲はやらないって思ってたところでこれにはやられました。
感じたのはソロでは出せないオーイシマサヨシの能力をTom-H@ckが引き出してるように見えた。このユニットお互いに相乗効果が出てるのだろうか、印象が変わった。

TRUE

サウンドスケープから始まってDREAM SOLISTERで締める彼女といえば響け!ユーフォニアムって作品に変わったのかな。個人的にはレガリアのOPが無くて残念だったが。
毎クールごとに曲を作ってるとこれはどのタイアップなのか思い出すのにも苦労する。鉄血の曲も良いんだけど移り変わりが速いので忘れられちゃう。そこはアニソンシンガーの難しいところ。
シュっとしてて見た目よりも若いボーカルだなあって印象。

黒崎真音

このメンツだとトリは彼女になるのは当然の結果か。
この手のフェスには慣れてるような対応。前に見たときとよく似たセットリストには個人的には不満だがフェス形式だと代表曲ベタな選曲になるのは仕方ないがでもなぁ。
前にも感じたことだけど、自分をどう見せようかこの曲をどう見せようかって表現力にも拘っていた。歌うことで表現することは勿論だけど、パフォーマンスって面で他のアニソンシンガーより一枚上だと。

イベントトータルでは良かったが初見でこれ!ってアニソンシンガーは居なかった

休憩もいれて5時間超えのイベント。
良かったことは終わってみればジャンルが偏ることなくアイドルもシンガーも生バンドもあって満遍なく招聘してたこと。通常こういうフェス形式だとジャンルが偏る傾向があるのだが主催側も考えてることがよくわかる。
良かったこともう1つは転換で時間かかってダラダラするのかと予想したがいいテンポで進行していったこと。前座や休憩時間のDJイベントで温めた空気を冷ますことがなかった。
あと、このイベントテレビ局主催のイベントなので司会の局アナを入れて進行させる展開を予想してたが、そんなことは全くなく司会なしのイベントだったことも良かった。

これはどうなんだろう?ってことがあって、どのアーティストもアニソンシンガーを名乗ってたこと。名乗ることは悪くないのだが名乗るなりの技術や表現力を見せたり聞かせてほしい。皆名乗るってことは限られた作品のタイアップを得るための椅子取りゲーム、それだけ生存競争ということだから。


f:id:rojoblanco:20170226192628j:plain
f:id:rojoblanco:20170226192801j:plain