そこんとこ

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2016冬アニメ感想3:昭和元禄落語心中で声優の「芝居」としての落語に堪能

今回は冬アニメチェックの3回目。なんだかんだで溜まりだしてるのをなんとか消化する日々です。

 

昭和元禄落語心中

 
適当な期待値ランキングで4位の作品、本当に落語をするのか気になったが本気で落語をしてた。じょしらくとは何だったのか。
メインとなる高座のシーンでどう描くのか。一席する中でどれだけ汗をかいて正座した足をどう動かすのかちょっと違う角度で落語を描いてた。
この作品凄かったのは声優の「芝居」としての落語を堪能出来たことだ。石田彰の1話での落ち着いた感じと2話での若かりし頃のつまらない淡々とする落語。関智一の抑揚のあった勢いを感じさせる落語、2話での山寺宏一時そばの喋りのプロを感じさせる落語。聞かせる落語の芝居が圧巻でした。ただ、これは芝居としては素晴らしいけどリアルでこれをするのは咄家の表現力ってのが足りないのであまり見たくないもので…。じゃあ画伯の落語はどうなんだ!?って話になるけど彼女くらいのファンタジスタの塊ならねぇ…それはそれで面白いと。
アニメーションでの動きよりもここまで声優の演技が注目される作品も珍しくて、毎週一部分だけど落語が一席見れると思うとこれ今期の上位作品確定ですね。
 

今回の査定タイムはお休み

最後は何時もの査定の時間ですが、あまりにもこの作品が良かったからこれだけで1エントリにしました。