そこんとこ

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ランティスってなんだ!?~ver.2014~

3日にランティス15周年の特番があったので見ました。感想としては「ランティスはアニソンレーベルとして進化を遂げてるんだ!」と言いたいところだけど、10周年の時と比べると勢いが衰えてるように感じてる。
前に鈴木このみについてのエントリを書いていて「どうしてランティスは彼女と契約を結べなかったのか、結ばなかったのか」という疑問が浮かんだ。レーベルの事情とかあるけど、アニソンレーベルを謳うのならこの逸材を獲らないのは不思議な話で。
で、思ったのは最近のランティスの歌い手ってどうなんだろう。
ここ最近のランティスの歌い手傾向としては、marbleやnano.RIPEみたいな自分たちで活動するインディーズ系を積極的に採用してる印象がある。有頂天家族のED歌ってたfhánaもおそらくそのタイプ。そういう人たちは自ら対バンイベントのブッキングをしたりしてアニメタイアップとか関係なしに活動することができる。
じゃあ、純粋なアニソンシンガーってのは誰なのかって調べるもZAQだけど、彼女はクリエーター的な評価をされてるようにも感じるわけで。そう、ランティスからアニソンシンガーってのは育ってないわけで。イメージとしてアニソンには強いはずだったのに、見てるといつもの顔が並んでる。

原因はここ最近色々なレコード会社がアニメに注目しだして投資をしてること。ソニー系のアニプレックスもそう、ポニーキャニオンが乗り出したのが大きかったのかな。この頃から声優を獲れなくなってきてるんだよなあ。あと、ハルヒらきすた以降ヒットアニメを獲れてないことも大きいのかな?最近だとラブライブはヒットだけど08~12年の間はこれ!って作品もなかったような。
そしてそういう参入する会社が増えると歌い手の数も増えるわけで。以前に比べてアニメの枠ってのは増えたがその枠を巡って奪い合いのようなものが始まった。1クールの作品でEDが2つある現象も歌い手救済の処置のように見えてくる。
そんな状況の中ランティスは生き残れるのか、未来の逸材とか育ってるのかとwikiを見たらそうでもなかった…。

ランティスのピークってのはランティス祭りが開催された2009年頃だったのかな。あの翌年にランティスクロニクルが発売されてた。

ランティス・クロニクル (CDジャーナルムック)

ランティス・クロニクル (CDジャーナルムック)

特番内でランティス祭りを4か所でやるって発表がされたけど、個人的に感じてるのは「ランティスの明日はどっちだ!?」沈むも浮上するもこれからなんだろうなあ。


余談だが、そういえば4年前にランティスについてのエントリを書いていたことを思い出す。
http://d.hatena.ne.jp/rojoblanco/20100216
果たして音楽だけで食える業界になってるのか難しいところですが…。