そこんとこ

好きなものを自分の言葉で語りたい

小林さんちのメイドラゴン感想:「ドラゴンぽさ」よりも「コミュニケーション」を見せる作品だった

小林さんちのメイドラゴン最終回まで見た。トータルでは良い作品だったと思う。ただ、最終回のあの終わり方がこれまでの最終回のパターンと違っててちょっと動揺してる。悪くないしモヤモヤもしないが、この話の畳み方ってアリなのか…って。
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タイトル通りのドラゴンぽさを出せ!とか見たい!とか言ってるけど、制作者側は凸凹な関係のコミュニケーションを見せたい描きたいように見えた。これまでの12話を踏まえると妥当な流れで収束してるが。これまでの話も互いの距離間や違いを描いてて最終回の終焉帝との親子けんかも擦れ違いやコミュニケーションの下手さを描いてる。面白いけど色々チクチク刺さる話だった。
この作品日常系では収まりきれない部分に踏み込んで作ってる作品でちょっと異質なんだろうな。
この事を考えてたらEDもOPもピンズドでハマる曲だった。青空のラプソディは聴けば聴くほど重なっていく。

ここまで最終回をピックアップして語ってきたが、全体でどの話が好きだったのか?ってなると4話(カンナが学校に行く)9話(運動会)10話(クリスマス)が良かった。どれもカンナちゃんの話になってるのは内緒。
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個人的に才川リコのキャラクターの色とオヤジ臭いキャラ演出が面白く描いてた。今期のナイスサブキャラだと思う。

ひるね姫~知らないワタシの物語~観てきて気になった曖昧さとイモ臭さ

wwws.warnerbros.co.jp
先日の日曜日にひるね姫を観てきました。
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倉敷が舞台と神山健治が監督だから期待できるんじゃね?って事前の情報をそこまで入れてなかったので最初に日テレって出た時に「あっ!」声が出そうになったくらいに察した。如何にも日テレが好きそうな作品で数年後金曜ロードショーでお見かけするのでしょうねって内容。

悪くはないけど序盤は良かったけど終盤にかけてココネの昼寝の中の世界がぐじゃぐじゃになって現実の世界でなんでそういうシチュエーションになるの?って凄く曖昧というかざっくり過ぎてちょっとなあ。昼寝とそうじゃない境目がわからなかった。
倉敷、下津井のロケハンもしっかりやってるし、街の情景がよく描けてたが序盤だけだったのが残念。
ところで作品中に自動車会社と車から変型するメカを見ちゃうと輪廻のラグランジェを思い出して頭痛がする。被るわけじゃないが何かが浮かび上がってきて…。

あと、芸能人の声優起用について。
高畑充希もこれで地元の言葉を喋れば良い演技とか言われたらちょっと違うでしょってレベル。ココネとエンシェンの演技に差がないし全体的に物足りなさを感じる。
他のキャストにも言えることだが、物足りなさがあって。物足りなさは声優としてのテクニックの無い芸能人特有のイモ臭い演技が求められてるのならそれはそれでアリかなって思えてきた。で、そのイモ臭さで補えないキャラが出てきたらプロの声優で補完する。その考え方だと淫獣的キャラのジョイを釘宮理恵は本当にピンズドだったからこのキャスティングは良いんじゃないかって思えてきた。

まあ、世間的にそこまで受ける作品じゃなかったってことで。

Break Your Fate:この方向で進むべし

Break Your Fate (DVD付初回限定盤)

Break Your Fate (DVD付初回限定盤)

月も変わって新年度ってわけじゃないけどCD評や感想も書いていきたい。書きたくなる作品が色々と出てきたこともある。すっかり書き方を忘れてしまったが。

自分が「こういうジャンルをガッツリやる人出てきてほしいよね」ってゴリゴリのデジタルロックを奏でる人が出てきた。
リード曲のBreak Your FateSharkGeminiの「デジタルロックをやるんだ!」と意思の現れを感じさせる流れが一気に惹き付けてこれは良作だと確信させた。
ピアチェーレ吹雪帰還も良い曲だけど、この中に入ったら変化球みたいな立ち位置になってしまう。ただ帰還が自分の思ってた以上に良かったがこの方向も捨てがたいが…。
デジタルロックのサウンドに加えてThe Asterisk Warで聴かせるドスの効いたボーカルが個人的に好きでして。先日のキューズモールでのイベントでもその片鱗を見せて20歳でここまでパワーで振り切ることが出来るのが凄い。握手会の時にも「この方向性で続けてくれ!」って言いたくなるくらいだから。
自分はこういうパワー出して歌って尚且つギター弾く人が好きなので30日の赤坂BLITZのライブチケットも先行予約で取っちゃった。やっぱり見てみたいパワー全振りのボーカルを。
LiSA好きな人はこの音楽にハマりそうな感じがしてます。

けものフレンズ最終回まで見て「2017年何だったのか大賞」の最有力の話

けものフレンズ最終回も見て無事完走。
あまり言いたくないけど、正直2話がサーバルちゃんの芝居が苦痛だったので切ろうか?と思ったがなんだかんだで最後までお付き合い。
話としては落とすところに落とせたという感想で凄く良いわけではなく普通だな。感傷的になること無く淡々と見れた。
話は悪くなかったけど、設定がガバガバだったのはどうにかならなかったのか。料理を作る話でフレンズ達は文字が読めない料理知らないのにペパプのライブチケットが…って言われたら良くも悪くも都合の良い設定だった。


それにしても愛すべきクソアニメ作品だったはずがここまでトレンドにのし上がったり流行るアニメになるとは思わなかった。パンデミック的な流行だ!という意見もあるけど自分はクソアニメ的な作品がネットやSNSで「玩具」として遊ばれたような感じがした。この流行に周りが見ようか?って話になるとあまりお薦めしないしハードル下げ気味に話してる。クソアニメとしてはお薦めするが。
だから新作映像を作るって情報があっても、そこまで乗り気でもなく。新作が出来てもSNSでは新しい「玩具」に夢中で忘れられてるような感じがした。年末の2017年何だったのか大賞の本命だと思う。年末までこのアニメが覚えられてるのかも怪しい。

【アワードも】第11回声優アワードレビュー【君の名は。】



今年もA&G+の授賞式の中継見てました。
予想の時にも語ったように今年のポイントって「声優アワード的に君の名は。がどういう扱いなり評価なのか」ここだと思うのですよ。
君の名は。を否定してるわけじゃない。候補の中には上がると思う。だが、露骨なまでの主演男優女優のダブル授賞は無いよなあ。だったら助演女優賞悠木碧選べよって言いたくなる。あの無駄走りや攻守に渡るような貢献具合の演技が評価されないのは寂しいし、どこ見てるんだよと声高に叫びたくなる。
ダブル授賞の時点で声優アワードは話題性に負けた。だから怒りよりもちょっとした絶望感が半端無かった。ただ、時間が経ったらぶちギレてたわけで。
後で振り返ったら、特別賞ののんからきな臭い雰囲気だった。
推測だけど、もしかしたら声優アワード的に主演女優賞はのんを選びたかったと思う。それはそれでアリだと思うが、芸能界的にはそれを許さない何かが動いたのだろうか。だからあの特別賞って形になったと推測するが。
声優アワードは芸能界の圧力に負けてしまったという結果にこれだったら内向きの賞レースでも良いじゃない!変に外向きの色を出さなくてもって。
そうそう、声優アワードには作品アワードの側面もあるけどこれだと「劇場版アニメが強かった」って総括になるのですが、聲の形が外されてるのか干されてるのか嫌われてるもよくわかりました。

今回の1年遅れの法則が発動したのは新人女優賞。いきなりの小澤亜李の授賞に
1年遅いんだよ!
やっぱりぶちギレてた現実だった。
だが個人的にビックリしたのは千本木彩花の授賞でして。物怖じしない度胸もあってセンスがある演技は代表に呼ばれてもおかしくない逸材。単純に自分がこういうロマン溢れる人が好きなんですよね。
やっぱり今年は助演賞までが恐ろしいくらいにまともな選考でそこから先がおかしなことになってた。
歌唱賞のAqoursについては微妙。グループでの知名度はあっても個人の知名度や結果を出してないので今後求めたいところ。

今回驚いてちょっと嬉しかったことは新人男優賞の小林裕介。今年で32歳だったこと。見た目若いのに意外だ…よりも24から志して28で事務所に入ったって苦労人みたいな話にゼロから始まる××世界じゃないけどよく頑張ってるよね。こういう人を応援したくなるね。



終わってみれば良い面と黒い闇の面がはっきりしてて声優アワード反省会をやっても何時ものようにぶちギレるけど語れるんじゃないかと思った次第です。

【明日なので駆け込み】第11回声優アワード予想と今年のポイント

今年も声優アワードの結果でぶちギレる季節がやって来ました。
恒例の当たらないが1年遅れで当たると評判の新人女優賞だけ予想。考えてたけど忘れて書かなかったら気づけばもう明日!ってことで慌てて予想します。
鈴木絵理
本渡楓
・千本木彩花
一番上当てに来ました。ロマン枠のように見えるが本当は3番目が来てほしい声優オタクです。
そして1年遅れの法則が発動するのなら小澤亜李なんだろうなあって思ったり。

今年のポイントはyour name?

今年のポイントは声優ファン、声優アワード的にyour nameはどういう評価なのかが注目のところ。
主演男優女優ダブルで選ぶのか選ばないのか。選ぶのならメディア受け狙ってるのが見える。そりゃアナ雪選んじゃうアワードだからあり得る展開。選ばないのならそれよりも評価されてるのがどの作品なのか、アニメ作品なのか劇場版なのか?そこは楽しみでもあり不安でもある。
今年こそ早見沙織が選ばれると思ってる...聲の形で、どうだろう。


まあ、どういう結果になってもボロカス言う未来は見えてるんですけどね。

NANA MIZUKI LIVE ZIPANGU2017@さいたまスーパーアリーナ2日目行ってきました #NMLZ 

ZIPANGUツアーも千秋楽!と言うことでさいたまスーパーアリーナに行ってきました。
前にここに来たのは2011のアニサマ以来で6年ぶり。あの時はスタジアムモードのデカさは実感出来なかったが、この日の席が200レベルの5列目で、ほぼアリーナ席に近い視線で見渡したら本当に広かった。400レベルや500レベルが天空席って言う意味がよくわかった。あと300レベルのレア感。


ファイナルだから色々語りたいことがあるけど、ライブの内容は名古屋と大阪の時にガンガン書いてたので補足程度で。
ツアーテーマが「和」って書いてたけど「日本」がテーマでした。能舞台のようなセットで大奥みたいなオープニングから海兵さんをイメージした衣装。
昔のイメージの連想から現代ではアイドルでしょう!って衣装と演出。この後のMCで歳だから色々気になるよねトークが時代の流れを感じさせる。
鶴の恩返しをイメージした映像演出からのラスボスみたいな尾長鶏が出てきて幸子リスペクトのお家芸も日本らしさでしょうね。あれを吊るすとか...2.7tでそれは無理だって。
ファイナルではヒメムラサキから市川さん、ミュステリオンから格さんがギターに入って濃厚4人体制。格さんをここで復帰させるステージを用意してたのは粋な計らい。
あと、スガフェスに出ることになったってメンツ見たら完全アウェイの無理ゲー。でもUNISON田渕君が居るならなんとかなるんじゃないのか説。
11月にファンクラブイベントが「ここで」開催される情報。さいたまスーパーアリーナでファンクラブイベントをする人ってマジヤバくね。
アンコールではスペシャルゲストで山寺宏一が出てきてびっくり。そしてお得意の直にオファーを出すブッキング能力を発揮。緊張してるとは言うがビックリしてる所にさらに盛り上げてたのはこういう舞台に慣れてるんだろうなあ。やっぱり山ちゃん凄い!ってわかってた結論になる。花は咲くのアニメスターバージョンを歌う。

ステージや演出が凄かったのはいつも言ってるけど、このファイナルでは「チーム水樹」の結束力というかチームワークが凄かった。
MCでチーム水樹で音作りを進めていく発言があったけど、このツアーはチーム力ってのが発揮されてたステージだったと思う。格さんの復帰のステージを作ったことやツアー企画のタイマン勝負での他のメンバーのリラックスした表情なんかは誰一人欠けてもこのライブは成立しないって感じた。
ただ、音響が微妙だったんだよなあ。ETERNAL BLAZEやDon't be longで音が抜けてる場面があってちょっと違和感があったから。



ZIPANGUツアー、久々のツアーってこともあってライブを重ねるごとに曲が成長したり色々な姿を見せるようになってて楽しかった。出雲は元々チケット干す方針だったから行けないけど、単発ライブも良いけどやっぱりツアーもいいよね。
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